楽天VTと楽天VTIを比較!どちらがお勧め?【分配金込みチャート付】

「楽天VTと楽天VTIはどちらを選べば良いか?」

楽天VT(楽天・全世界株式インデックス・ファンド)楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)。どちらも大人気の超優良投資信託ですが、どちらを選んだら良いのでしょうか?

楽天VTと楽天VTIを直接比較したいところですが、まだ設定日から1年足らずでデータが少なすぎます。そこで、楽天VTと楽天VTIの買付対象になっている【VT】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF【VTI】バンガード・トータル・ストック・マーケットETFの過去の市場データから、どちらの方が優れた投資信託なのかを考察してみました。

VTの方が新しいETFなのでVTの設定日である2008年6月24日から2018年9月21日現在までのデータでVTとVTIの比較をします。

トータルリターンはVTIの圧勝

2008年6月24日からの約10年間におけるトータルリターンはVTIが180.7%、VTが96.4%でVTIの圧勝でした。

ただ、VT派としては次のような反論が出てきそうです。

「リターンとリスクは表裏一体。米国一国集中でリスクを大きくとったVTIが、国際分散投資でリスク水準を下げながら運用しているVTをトータルリターンで上回るのは当然ではないか?」

つまり、VTの利点は、先進国や新興国市場を含む約47ヵ国の約8,000銘柄で構成することで値動きを抑えながら運用することにあるのではないか、ということですね。

ということで、次はボラティリティの面で両者を比較してみます。

ボラティリティでは【VT>VTI】なのか!?

これは少し意外な結果でした。

分散効果が期待されそうなVTの方が米国一国集中型のVTIよりわずかにボラティリティが高いんですね。

ちなみにVTは先進国や新興国市場を含む約47ヵ国の約8,000銘柄で構成されているのに対して、VTIは米国の3,654銘柄で構成されています。

だんだんVTの旗色が悪くなってきていますが…。

でもさすがに米国一国に資産を集中するのは恐いですよね。万が一米国に何かがあったらどうするのか?

ということで、次は米国発の金融危機「リーマンショック」直後の値動きで両者を比較してみます。

リーマンショック直後は【VT>VTI】なのか!?

2008年9月、米国をきっかけに世界中に広まったリーマンショック。リーマンショック直後の値下がり幅はさすがにVTIの方が大きいのではないか?もしもそうでなかったら世界分散投資をしているVTの意義が問われるところですが…。

リーマンショック前後の様子が分かりやすいように2008年6月24日~2010年9月30日のチャートを見てみます。

どちらがVTでどちらがVTIだと思いますか?正解は緑がVT、青がVTIです。リーマンショック直後であるにも関わらずVTとVTIはほぼ同じ値動きをしています。

最大下落幅を比較すると、さらに意外な結果になります。

最大下落幅はVTIが-48.5%に対してVTが-49.8%でほんのわずかですがVTの方が大きくなっています。

同じ期間におけるトータルリターンは以下のとおりです。

トータルリターンはVTが-5.6%、VTIが6.7%でわずかにVTが有利です。

期間を延ばして2008年6月24日~2018年9月21日で比較すると次のようなチャートになります。

VTI(青)の伸びが凄まじいですね。アメリカがいかに素早くリーマンショックから回復していったかが一目瞭然です。

過去10年間の市場データによる結論

結果論になりますが、2008年6月からの過去約10年間ではVTIの圧勝と言わざるを得ません。

楽天VT・楽天VTIはそれぞれVTとVTIを買い付けるだけの投資信託なので、基本的にはVT・VTIの傾向を引き継ぐものと思われます。

したがって、あくまでも過去10年間の市場データを重視するならば楽天VTIの方がおすすめということになります。

楽天VTは柔軟性に存在意義あり

これからも過去10年間のような米国一強が続くのか、はたまた先進諸国や発展途上国の巻き返しがあるのか?

情報量の少ない個人投資家が10年・20年先の経済状況を予測するのは至難の業です。ただ、そこにVTの存在意義があると言えます。

VTは市場時価総額に応じて投資先の割合を変化させていきます。

個人で世界情勢を予測することを放棄し、機械的に世界市場経済の平均リターンをねらいにいくという目的であれば楽天VTは極めて合理的かつ理想的な選択です。

現在のVTの構成比率は下のようになっています。

米国が半数を占めていますが、これはあくまでも今現在の市場規模を反映させたもの。

今後米国の市場支配が強まるのか?中国の市場総額が米国に迫るのか?VT購入者はそのどちらであっても常に機械的に世界の平均をとり続けるだけです。

私は当面の間、楽天VTIの優位性を認めつつ楽天VTと楽天VTIの両方を積立買付していくつもりです。

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